予防ワクチンについて
ワクチンは、感染症から大切なご家族(わんちゃん・ねこちゃん)を守るための、もっとも基本的で重要な予防医療です。
重症化や命に関わる病気の多くは、ワクチン接種によって予防できることが分かっています。
当院では、年齢・生活環境・体調に合わせて、必要なワクチンだけを無理なくご提案しています。
「何を・いつ・どこまで接種すればいいの?」といった疑問も、丁寧にご説明いたしますのでご安心ください。
ワクチンは、感染症から大切なご家族(わんちゃん・ねこちゃん)を守るための、もっとも基本的で重要な予防医療です。
重症化や命に関わる病気の多くは、ワクチン接種によって予防できることが分かっています。
当院では、年齢・生活環境・体調に合わせて、必要なワクチンだけを無理なくご提案しています。
「何を・いつ・どこまで接種すればいいの?」といった疑問も、丁寧にご説明いたしますのでご安心ください。
犬の混合ワクチン
犬の混合ワクチンは、複数の感染症を一度に予防するための大切なワクチンです。
ウイルスや細菌による病気の中には、重症化しやすく、命に関わるものも少なくありません。混合ワクチンを接種することで、そうした病気からわんちゃんを守るだけでなく、
ほかの犬への感染拡大を防ぐ役割
もあります。
子犬期から適切なタイミングで接種し、その後も生活環境や年齢に応じて継続していくことが、健康管理の基本となります。
当院では、わんちゃんの生活環境やお散歩の頻度、行動範囲に合わせて、
6種混合ワクチン・10種混合ワクチン・レプトスピラワクチンを取り扱っています。
子犬は、生まれた直後は母犬からもらった免疫(移行抗体)を持っていますが、この免疫は成長とともに少しずつ減っていきます。
そのため、確実に免疫をつけるために複数回の接種が必要です。
● 生後6〜8週頃:1回目
● 生後10〜12週頃:2回目
● 生後14〜16週頃:3回目(最終)
※生活環境や体調によって回数・時期を調整する場合があります。
子犬期のワクチン接種が完了したあとは、 免疫を維持するために定期的な追加接種 を行います。
● 基本:年1回の追加接種
● 抗体検査の結果によっては、接種間隔を延ばす場合もあります
当院では、体への負担も考慮しながら、 抗体検査を活用したワクチンプラン もご提案しています。
狂犬病ワクチン
狂犬病ワクチンは、法律で年1回の接種が義務付けられているワクチンです。
狂犬病は発症すると治療法がなく、人にも感染する非常に危険な病気ですが、ワクチン接種によって確実に予防することができます。
わんちゃん自身を守るためだけでなく、
ご家族や地域社会全体の安全を守るための大切な予防
として、毎年忘れずに接種することが重要です。
● 初回:生後91日以降
● 以降:年1回の接種
市区町村への登録・注射済票の発行についても、当院で対応可能です。
猫の混合ワクチン
猫の混合ワクチンは、
猫同士で感染しやすいウイルス性の病気を予防するためのワクチン
です。
これらの病気は、くしゃみや鼻水などの軽い症状から、重症化して命に関わるケースまでさまざまです。
完全室内飼いのねこちゃんであっても、
人の衣類や来客を介して感染する可能性
があります。
そのため、生活環境にかかわらず、定期的なワクチン接種による予防が大切です。
ねこちゃんの混合ワクチンは、3種混合ワクチンを採用しています。
猫に多い代表的な感染症を予防する基本的なワクチンで、
室内飼いのねこちゃんにも重要な予防
です。
子猫も、母猫からの免疫が徐々に減っていくため、 複数回の接種が必要 になります。
● 生後6〜8週頃:1回目
● 生後10〜12週頃:2回目
● 生後14〜16週頃:3回目(必要に応じて)
完全室内飼育の場合でも、感染リスクのある病気が多いため、初期接種はとても重要です。
子猫期のワクチン接種が完了したあとは、生活環境に応じて接種間隔を決めていきます。
● 多頭飼育・外出の可能性がある場合:年1回
● 完全室内飼育の場合:1〜3年に1回(抗体検査を参考に判断)
猫ちゃんのストレスや体調にも配慮し、 必要以上の接種にならないよう調整 しています。
フィラリア予防
フィラリア症は、蚊を介して感染する寄生虫の病気です。体内に侵入したフィラリアは心臓や肺の血管に寄生し、時間をかけて増殖していきます。初期には目立った症状が出ないことも多く、気づかないうちに病気が進行してしまうことがあります。進行すると、咳や呼吸が苦しそうになる、元気や食欲がなくなるなどの症状が現れ、重症化すると命に関わることもあります。
フィラリアは、感染した蚊に刺されることでうつります。
屋外だけでなく、室内に蚊が入り込むことで、
完全室内飼育でも感染リスクはゼロではありません。
春から秋にかけて蚊が活動する時期は、特に注意が必要です。
当院では、予防を始める前にフィラリア検査(血液検査)を行い、安全を確認したうえで予防薬を処方しています。
年齢や体重、生活環境、他の予防(ノミ・マダニ)との組み合わせも考慮し、その子に合った予防方法をご提案します。
「毎年きちんと、でも無理のない予防」を大切にしています。
月1回タイプ (錠剤・おやつ型)
飲みやすく、続けやすい予防薬です。
スポットタイプ (滴下)
首元に垂らすタイプで、投薬が苦手な子にも使いやすい方法です。
オールインワンタイプ
フィラリア・ノミ・マダニを同時に予防できるタイプです。
それぞれの特徴や注意点については、診察時に詳しくご説明します。
ノミ・マダニ予防
ノミは犬や猫の皮膚に寄生し、強いかゆみや皮膚炎を引き起こします。少数の寄生でも強い症状が出ることがあり、掻き壊しによる脱毛や細菌感染につながることもあります。また、ノミは瓜実条虫などの寄生虫を媒介することがあり、健康被害は皮膚だけにとどまりません。室内飼育であっても、人の衣類などに付着して持ち込まれる可能性があるため、通年での予防が大切です。
マダニは草むらや公園などに生息し、犬や猫の皮膚に吸着して吸血します。吸血による皮膚トラブルだけでなく、重篤な感染症を媒介することがあり、近年は人にも感染する病気が問題となっています。短時間の散歩やベランダへの外出でも感染の可能性があるため、外出の有無にかかわらず予防が重要です。
ノミによる健康被害
ノミアレルギー性皮膚炎、貧血、寄生虫感染などを引き起こします。特にアレルギー体質の子では、少数のノミでも強いかゆみが出ることがあります。
マダニによる健康被害
バベシア症や重症熱性血小板減少症候群(SFTS)など、命に関わる感染症を媒介することがあります。早期発見が難しいケースもあるため、予防が最も重要です。
スポットタイプ (滴下)
首元に垂らすタイプで、手軽に使用できます。
飲み薬タイプ
おやつ感覚で与えられ、確実な効果が期待できます。
オールインワンタイプ
フィラリア予防と同時にノミ・マダニも予防できます。
それぞれの生活環境や体質に合わせてご提案します。